第三者委員会等調査報告書の要約

第三者委員会等調査報告書の要約 第三者委員会等調査報告書の要約

こちらのカテゴリーは、いろいろな不正・不適切事例について知りたかった私(ブログ執筆者)が、長く分量が多い第三者委員会の調査報告書をもっと要領よく読みたいと思い、作成したものです。

第三者委員会等の調査報告書の記述のうち、企業で起こる不正や不適切な行為の中身と、なぜそれらが起きてしまったのかに焦点を絞って要約しています。

第三者委員会等調査報告書の要約

【フコク】13年間バレなかった横領

フコクの中国上海市にある連結海外子会社において、財務部門を担当する副総経理が月次財務資料に大きな予実乖離を発見し、社内調査の結果、財務部会計チーム長の約4億1700万円を不正着服した疑いが判明しました。
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【トーシンホールディングス】多額のキャッシュバック未払

トーシンホールディングスの前任監査人に対して、1億円以上のキャッシュバックの未払金の存在と、決算担当取締役が意図的に隠蔽したという指摘のメールが送られました。調査した結果、想定以上のキャッシュバックが現場で行われていた可能性や、エンドユーザーへの未払い等、決算への不適切な反映の可能性を認識しました。
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【ナ・デックス】止まらなかった架空仕入と領得行為

ナ・デックスは、仕入先から売掛代金請求を受けて調査したところ、当該商品の販売先も含めて取引実績がないことが判明し、業務委託社員が循環取引を認めました。この事態により2024年度の事業実績に疑義が生じたため、特別調査委員会が設置されました。
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【工藤建設】工事原価付替えの常態化

工藤建設株式会社の工事原価を検証する過程で、原価の過少計上や他工事への付替えが判明し、また監査室の調査では、別の工事でも付替えが行われていたことが発覚しました。同社はこのため事実関係の確認や再発防止策の検討を目的とする社内調査委員会を設置しました。
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【サンウェルズ】診療報酬の水増し請求

サンウェルズは不適切な診療報酬請求の疑いが報道され、翌日に事実無根と反論しましたが、問題の有無を明確にするため、社外の専門家による特別調査委員会を設置し、客観的な業務実態の調査を依頼しました。
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【ジェイ・エス・ビー】偽装出張で家族旅行の疑い

2024年5月、株式会社ジェイ・エス・ビーの常勤監査役Xk氏は、専務取締役Xd氏が家族同伴の海外視察・研修費用を会社に負担させているとの情報を入手しました。同年7月に同趣旨の通報も受け、調査を進めた結果、9月13日の定時取締役会でXd氏によ...
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【アビスト】教育訓練装い助成金不正受給

株式会社アビストが静岡労働局に申請した2020年4月~2022年3月分の新型コロナウイルス関連の雇用調整助成金について、申請内容への疑義が発見されたこと等により、特別調査委員会が設置され、詳細な調査が実施されることになりました。
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【人・夢・技術グループ】数十年続いた原価操作

人・夢・技術グループは連結子会社の内部監査で、外注費の不適切な案件を発見し、社内調査委員会を設置しました。調査過程で、外注先への不適切な前払い等の新たな会計処理の疑義が判明し、社外委員のみで構成される特別調査委員会を設置しました。
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【プロトコーポレーション】10年にわたる巧妙な架空取引

株式会社プロトコーポレーションにおいて、2024年5月にPc事業部の課長X氏の取引で売掛金未回収が発生し、2016年頃からX氏による架空取引が行われていた疑いが持ち上がり、取引先に対する架空の売上および売上原価が計上されていた可能性が浮上しました。
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2025年 開示すべき重要な不備に関する適時開示

企業が適時開示を行う際、その情報には投資家やステークホルダーにとって重大な影響を及ぼす可能性があります。 特に、開示すべき重要な不備に関する情報は、企業の信頼性や透明性を評価する上で欠かせない要素です。 この記事では、2025年の開示すべき...